近畿日本鉄道は、新型コロナウイルスの影響に伴う利用状況を勘案し、2021年1月30日(土)から特急列車の運休列車を追加し、一般列車についても一部列車を運休すると発表しました。
土休日ダイヤの特急列車については、2020年8月29日から一部列車が運休となり、2021年1月23日(土)には運休列車が追加されました。1月30日(土)から当分の間は、土休日に運休する列車の本数がさらに追加され、平日の特急列車についても一部運休が実施されます。
今回は伊勢志摩および名古屋を発着する特急列車にも初めて運休列車が設定され、近鉄特急のすべての運転区間で見直しが行われます。通常の設定本数に対する運休列車の割合は、平日ダイヤで15%、土休日ダイヤでは50%に上ります。特に土休日ダイヤでは、大阪難波〜奈良間の特急列車がすべて運休となるほか、京都〜奈良間についてもわずか2本のみの運転となります。
また、名古屋〜伊勢志摩間および大阪阿部野橋〜吉野間の特急列車については、一部列車において運転区間の変更も行われます。
1月30日(土)からは、一般列車についても当分の間、一部の路線・区間において運休が行われます。影響を受ける路線は、奈良線(大阪難波駅〜大和西大寺駅間)、京都線(新田辺駅〜大和西大寺駅間)、天理線、大阪線(大阪上本町駅〜高安駅間)、南大阪線(大阪阿部野橋駅〜河内天美駅間)および名古屋線(富吉駅〜桑名駅間)です。平日・土休日ダイヤとも夜間時間帯(おおむね21〜23時台)の一部の準急・区間準急・普通列車について、全区間または一部区間が運休となります。
近鉄では、すでに発売した運休する特急列車の特急券については、無手数料で払い戻しを行うとしています。